GIN ・ クラフト

クラフトジンの世界

ボタニカルが描く、いま最も自由なお酒

GIN / 約12分で読めます / 2026

ジンというお酒には、ひとつだけ守らなければいけない約束があります。それはジュニパーベリー(セイヨウネズの実)の香りが主役であることです。この一点さえ押さえれば、あとは造り手が好きな草や花やスパイスを自由に重ねてよい、という懐の深いお酒です。だからこそ、産地ごと、蒸溜所ごとに、まるで別の飲み物かと思うほど個性が分かれます。この自由さがクラフトジンの魅力です。

バーのカウンターでジンの話をしていると、多くの方が「ジンって全部同じ味じゃないの」とおっしゃいます。ところが柚子と山椒が香る和のジンと、キュウリとバラが香るスコットランドのジンを飲み比べていただくと、たいてい驚かれます。どちらも同じ「ジン」なのに、香りの表情がまるで違うからです。その違いを生んでいるのが、これからお話しするボタニカル(香りづけに使う植物性の素材)です。

本記事は確認できた事実を土台に、初めての方でも銘柄を選べるように書きました。法律の話が少しだけ出てきますが、難しくはありません。ジンの背骨を知っておくと、飲み比べがぐっと楽しくなります。気軽に読み進めてください。


01 ・ CRAFT GIN

クラフトジンとは

まず身も蓋もない話をひとつ。「クラフトジン」という言葉に、法律や公式規格上の定義はありません。あくまで通称です。一般には、小規模・独立系の蒸溜所が、地元産の素材や製法にこだわって独自の香りを追求するジンを指して、そう呼ばれています。規模の上限や独立資本の要件といった公式な基準があるわけではありません。大手がクラフトを名乗ってはいけない、という法律もありません。ですから「クラフトジンとは、作り手が土地や発想を込めた個性派ジンの総称」くらいにほぐして理解しておくのが正確でしょう。

では、そもそもジンとは何でしょうか。ここには国ごとの決まりがあります。EUの規則では、ジンは農産物由来のアルコールをジュニパーベリーで香りづけした蒸留酒で、味わいが主としてジュニパーであること、瓶詰め時のアルコール度数が37.5パーセント以上であることが条件です。どの国の規格でも共通する唯一の絶対条件が、この「ジュニパーの香りが主体であること」なのです。ジュニパーの香りが感じられなければ、法的にはジンを名乗れません。

この「主体」という条件には、検査で測れる客観的な数字がまったく定められていません。1リットルあたり何グラム使えばよい、ボタニカル全体の何割を占めればよい、といった基準は存在しないのです。この曖昧さこそが、造り手が多彩なボタニカルで個性を出す余地を生みました。クラフトジンがこれほど多様化した背景には、この一種の「ゆるさ」があります。

ロンドンドライは産地ではなく製法の名前

ジンの話でよく誤解されるのが「ロンドンドライ」です。これはロンドン産という意味ではなく、もっとも厳しい製法基準を満たしたジンの呼称です。香味成分をすべて蒸溜の工程のなかだけで付ける(蒸溜後に香料や着色を加えることは一切できない)、着色料は不可、甘味は最終製品1リットルあたり0.1グラムまで、といった厳格な決まりがあります。この基準があるために、蒸溜のあとにキュウリとバラの香りを加えるヘンドリックスのようなジンは、ロンドンドライを名乗れません。

ここで大事な整理をひとつ。「ロンドンドライ」や「ドライジン」は製法・規格の分類で、「クラフトジン」は造り手の規模や姿勢を表す通称です。そもそも比べる軸が違うので、対立しません。実際、小規模な蒸溜所が造るクラフトジンの多くはロンドンドライの製法で造られています。京都の季の美もこの系譜のスタイルです。「クラフトジンはロンドンドライではないもの」という思い込みは、いったん脇に置いてください。

日本の法律ではジンは「スピリッツ」

日本の酒税法には、ジン固有の定義がありません。ジンは「スピリッツ」(他の酒類に当たらず、エキス分が2度未満の蒸留酒)に一括で分類されるだけで、ウォッカやラム、テキーラと同じくくりです。ジュニパーを使いなさい、度数はいくつ以上、といった決まりは日本の法律にはありません。ですからジンの定義を語るときは、EUや英国の基準を土台にすると正確になります。なお国産のクラフトジンの多くは、国際基準に合わせてきちんとジュニパーを主体に造られています。

世界のブームは2009年から

いまの世界的なクラフトジンブームの起点は、2009年、ロンドンで開業したシップスミス(Sipsmith)だと言われます。英国では1823年の物品税法によって、1,800リットル未満の小型蒸溜器には免許が下りず、小規模な蒸溜が事実上できませんでした。シップスミスの創業者らは2年ほどかけて当局に働きかけ、300リットルの小型器での免許取得を実現します。これがロンドンで200年近くぶりの伝統的なポットスチル蒸溜所の誕生となり、小規模蒸溜の扉を開きました。開業当時、英国に十数か所しかなかったジン蒸溜所は、その後300を超えるまで急増したと言われます。

ブームを後押しした事情は、いくつも重なっています。小型の蒸溜器と免許で始められる参入のしやすさ、手仕事や高品質にお金を払うプレミアム化の気運、ネグローニやマティーニといった古典カクテルの復権、そして地元産や採取した植物で土地の物語を語りやすかったことなどが重なりました。加えて、ジンは仕込みからすぐ出荷でき、ウイスキーのような熟成年数がいらないので在庫の回転が速く、小さく起業しやすかったことも見逃せません。


02 ・ BOTANICALS

ボタニカルが個性を作る

ボタニカルとは、ジンに香りを付けるために加える植物性の素材のことです。ジュニパー、コリアンダー、柚子、山椒などがそれにあたります。どんな香りを設計したか、という「風味の軸」を表す言葉だと考えてください。銘柄名や作り手(蒸溜所)とは別の情報です。同じ蒸溜所でも使うボタニカルを変えれば別の香りになりますし、違う蒸溜所が同じ柚子を使っても仕上がりは変わります。

まずは主役、ジュニパー

ボタニカルの主役は、何度も言うようにジュニパーです。ジュニパーベリーは「ベリー」という名前が付いていますが、植物としては針葉樹(ヒノキ科のネズ)の球果で、鱗片が肉厚に融合して果実のように見えているだけです。本当の果実ではありません。香りは松のような樹脂系の清涼感が特徴で、若い実ではピネンという成分が主体、熟すと柑橘的なニュアンスも加わります。この松ヤニのような清涼感がジンの背骨となって、他のボタニカルをまとめ上げます。香りは松に似ていますが、植物としてはマツ科ではなくヒノキ科であり、松の実とも別物です。

三本柱と、縁の下の力持ち

多くのジンが土台にしているのが、俗に「三本柱」と呼ばれるジュニパー・コリアンダーシード・アンゼリカ根の組み合わせです(これは業界で広く使われる整理で、法律上の区分ではありません)。それぞれの役割を紹介します。

このアンゼリカ根と、アヤメの球根から採るオリス(アイリス)根は、香りをつなぎ留める「定着剤」の役割を持つとされます。揮発しやすい他の香りを結びつけて、まとまりと余韻を長持ちさせる働きです。香水づくりでも定着剤に使われる素材です。オリス根はパルマスミレのような花の香りと、ほのかな苦味や土っぽさを加えつつ全体を橋渡しします。

とっかかりは、柑橘の皮

初心者が一番わかりやすく感じ取れる香りが柑橘です。ジンでは果肉ではなく皮(ゼスト)を使います。皮のほうが香りの精油を多く含んでいるからです。レモンの皮は爽やかで引き締まった明るさを、オレンジの皮は甘く華やかな印象と、苦味やスパイスとの釣り合いを与えます。バーで「このジン、どんな香り」と聞かれて答えに詰まったら、まず柑橘っぽさがあるかどうかから探すと、香りの入り口が見つけやすいです。

香りは役割ごとに設計されている

造り手はボタニカルを役割ごとにグループ分けして、香りを設計します。よくある整理はこんな具合です。

造り手はこの引き出しから素材を選び、配合の比率で個性を作ります。カッシアやシナモンは甘く温かいスパイス感を、リコリスは甘く土っぽい香りで松の香りを持ち上げます。使うボタニカルの数は数種から十数種まで銘柄によってさまざまです。あとで紹介するモンキー47のように47種を使う銘柄もあれば、タンカレーのように4種でキレを出す銘柄もあります。数が多ければよいというものではないのが、また面白いところです。

香りの引き出し方は二通り

ボタニカルの香りは蒸溜で引き出しますが、手法は主に二つあります。ひとつは浸漬(マセレーション)で、ボタニカルを蒸溜前のスピリッツに漬け込んで香りを直接抽出します(12時間から48時間ほどが一般的です)。もうひとつは蒸気注入(ベイパー・インフュージョン)で、ボタニカルをバスケットに吊るし、立ちのぼる蒸気に繊細な香りを乗せます。多くの名品はこの両方を併用し、ジュニパーや根のような頑丈な素材は浸けて骨格を、柑橘やハーブのような繊細な素材は蒸気側で爽やかさを引き出す、という使い分けをしています。

和のボタニカル

地域の素材でお国柄を出せるのがボタニカルの醍醐味です。日本のジンでよく使われる和素材と、その香りの個性を挙げてみます。

ここで大事なのは、和のジンでもジュニパーは省かれないという点です。和素材はジュニパーを置き換えるのではなく、その上に重ねて全体を再調整するものです。「ジュニパーが土台、和素材はその上の個性」という関係を覚えておくと、和のジンの味わいがぐっと立体的に感じられます。


03 ・ JAPAN

日本のクラフトジン

日本のクラフトジンは、京都の季の美を先駆けに、各地の焼酎蔵や日本酒蔵、ウイスキーメーカーが次々と参入して急拡大しました。柚子などの和柑橘、山椒、緑茶、檜といった和素材を使い、繊細で和食にも合う味わいを打ち出しているのが共通の潮流です。ここでは各地の蒸溜所をいくつか紹介します。

季の美 / 京都蒸溜所

季の美(KI NO BI)京都ドライジンは、日本で初めてジン造りに特化した蒸溜所である京都蒸溜所が2016年に発売した、和ジンの象徴的な一本です。米からつくるライススピリッツをベースにし、伏見の伏流水で仕込みます。ジュニパーベリー、オリス、檜、柚子、レモン、玉露、生姜、赤紫蘇、笹の葉、山椒、木の芽の11種のボタニカルを、礎・柑・茶・辛・芳・凛の6グループに分け、それぞれ別々に蒸溜してから最後にブレンドするのが特徴です。素材を役割別に分けて別々に蒸溜する手法そのものが、まさに香りの設計の実例と言えます。標準品のアルコール度数は45パーセントです。

六(ROKU)と翠(SUI)/ サントリー

六(ROKU)サントリーが2017年に発売したジャパニーズクラフトジンです。名前の「六」は、日本の四季が育む6種の和素材(桜花・桜葉・煎茶・玉露・山椒・柚子)に由来します。桜は春、煎茶・玉露は夏、山椒は秋、柚子は冬と、旬に合わせて収穫する思想が込められています。これに、ジュニパーベリーやコリアンダーシードなど伝統的な8種のボタニカルを加えた計14種の構成です。六角形のボトルは6つの和ボタニカルを象徴しています。約60か国で取り扱われる輸出実績を持つ一本でもあります。標準品の度数は47パーセントです。

同じサントリーの翠(SUI)は2020年3月発売の、日常の食事に合わせやすい和ジンです。伝統的な8種のボタニカルに、柚子・緑茶・生姜の和素材3種を加えた構成で、ソーダ割り(ジンソーダ)を主な飲み方として設計されています。度数は40パーセントと、この記事で紹介するなかでは控えめです。コンビニやスーパーでも手に入り、価格も手頃です。六と翠はどちらもサントリーの大阪工場で、複数のタイプの蒸溜器を使い分けて造られています。

桜尾(SAKURAO)/ 桜尾蒸溜所

桜尾(SAKURAO GIN)を造るのは、広島県廿日市市の桜尾蒸溜所(SAKURAO DISTILLERY)です。運営会社は1918年創業の老舗で、2021年3月に旧・中国醸造から「サクラオブルワリーアンドディスティラリー」へ社名変更しました。瀬戸内海を望む立地で、レモンや柚子などの広島県産の柑橘を中心に、ヒノキや牡蠣殻、桜(蒸溜所名の由来)などを使います。浸漬方式と蒸気注入方式を組み合わせたハイブリッド製法で造られ、瀬戸内の柑橘感が持ち味です。標準品の度数は47パーセントです。

ニッカ カフェジン / ニッカウヰスキー

ニッカ カフェジンは、ウイスキーメーカーのニッカウヰスキーが、宮城峡蒸溜所の連続式蒸溜機「カフェスチル」で得た原酒をベースにした個性派ジンです。カフェスチルは開発者イーニアス・カフェにちなんだ古い形式の蒸溜機で、原料由来の甘みが残るのが特徴です。ボタニカルは、柚子・甘夏・かぼす・シークヮーサーの和柑橘4種と山椒、りんご、そしてジュニパーベリーなどの計11種です。和柑橘の華やかさと山椒のピリッとしたアクセントが効いています。度数は47パーセントです。


04 ・ HOW TO DRINK

飲み方

せっかくの個性的な香りですから、家では割って楽しむのが基本です。ジンは度数が高いので、そのまま飲むより、割り材と合わせてボタニカルの香りを広げたほうが、はるかに美味しく味わえます。ここでは代表的な飲み方と、割り材選びのコツを紹介します。

ジントニック

ジンのボタニカルを一番素直に味わえる、入門にうってつけの飲み方です。基本の比率はジン1に対してトニックウォーター2から3。作り方の要は「氷をたっぷり入れたグラスに、冷えたジンを注ぎ、冷やしたトニックをそっと加えて、混ぜすぎない」ことです。トニックはグラスの内側や氷、バースプーンに沿わせて静かに注ぎ、ひと混ぜだけにします。強くかき混ぜると炭酸が抜けてしまうからです。背の高いグラスでも、口の広いバルーングラス(スペインのコパ・デ・バロン)でも作れますが、口の広いグラスはボタニカルの香りを立たせるのに有利です。

ジンソーダ(ソーダ割り)

無糖の炭酸水で割る飲み方です(ジンハイボールと呼ばれることもありますが、呼称は媒体によって少し揺れがあります)。トニックが持つ甘味やキニーネの苦味が乗らない分、ジン本来の香りと軽い苦味だけがまっすぐ立ちます。ジュニパーやボタニカルの香りを一番ダイレクトに感じたいなら、この飲み方です。カロリーも抑えられ、食中酒として日本のハイボール文化とも相性が良いです。作り方はジントニックと同じで、氷、ジン、冷えたソーダの順に、混ぜすぎないのがコツです。翠がソーダ割りを主用途に設計されているのも、この素直さゆえです。

ドライ・マティーニ

ジンの個性がそのまま出る、古典中の古典です。ジンとドライベルモットを氷でステア(かき混ぜる)して作ります。基本はジンとドライベルモットをおよそ5対1にして、30秒ほどステアして冷やし、氷を漉してカクテルグラスへ注ぎます。ベルモットを増やすと「ウェット」、減らすと「ドライ」(10対1や15対1など)になります。ステアが基本で、シェイクすると薄まって濁るため通常はしません。映画の「シェイクで」という注文は例外的な演出で、原作小説でジェームズ・ボンドが実際に頼むのはジンとウォッカとリレを合わせた「ヴェスパー」だと言われます。ジンの素の味を確かめたいときにおすすめです。

ネグローニ

ジン・カンパリ・スイート(赤)ベルモットを1対1対1の等量で作る、苦味と甘味のバランスが魅力の定番です。ミキシンググラスで氷とステアし、氷を入れたグラスに漉して、オレンジピールをひねって飾ります。等量なので覚えやすく、家でも作りやすいです。イタリア・フィレンツェのカフェで、ネグローニ伯爵が「アメリカーノ」のソーダをジンに替えて頼んだのが起源とされます。カンパリの苦味とジンのボタニカルが響き合う、ジンを主役の一つとして使う飲み方の代表です。

割り材と飾りの選び方

実は、割り材と飾りを銘柄の個性に合わせて選ぶだけで、味わいが見違えます。コツは「ジンの看板ボタニカルに合わせる」ことです。


05 ・ EIGHT BOTTLES

最初に飲み比べたいクラフトジン8本

ここまでの話を踏まえて、家で試しやすい8本を選びました。和のジンから世界の個性派まで、価格の階段も意識しています。いずれも日本で手に入る実在の銘柄です。度数はどれも40パーセント以上と高いので、必ず割って、適量で楽しんでください。


おわりに

クラフトジンの選び方は、実はそんなに難しくありません。「ジュニパーが主役で、あとは自由」という骨格さえ頭に入れておけば、あとはボタニカルの違いを楽しむだけです。まずは翠をソーダで割ってみましょう。慣れたら六や季の美で和の奥行きを知り、タンカレーで王道のロンドンドライを、ヘンドリックスやモンキー47で世界の個性を試してみてください。この順番なら、無理なく好みが分かるようになります。

飲み比べをするときは、同じジントニック、同じソーダ割りで揃えてみてください。割り方を固定すると、ジンそのものの違いがくっきり見えてきます。そして「柚子が香る」「松のような清涼感がある」「キュウリのニュアンスがある」と、感じたことを言葉にしてみると、次の一本を選ぶ手がかりになります。ぜひ飲んだ一本を酒記に記録して、あなたの香りの好みを少しずつ形にしていってください。記録が増えるほど、自分がどんなボタニカルに惹かれるのかが見えてきます。


よくある質問(FAQ)

クラフトジンと普通のジンは何が違うのですか。
酒類の区分としては同じ「ジン」です。「クラフト」は小規模で独立系の造り手が独自のボタニカルや製法にこだわる、という姿勢を表す通称で、法律上の定義はありません。大手が造る個性的なジンをクラフトジンと呼ぶこともあり、明確な線引きはないと考えてください。
ジンはどれも同じような味ではないのですか。
土台にジュニパーがある点は共通しますが、そこに重ねるボタニカルで香りが大きく変わります。柚子と山椒の和ジンと、キュウリとバラのヘンドリックスでは、同じジンとは思えないほど表情が違います。この違いを楽しむのがクラフトジンの醍醐味です。
初心者はまずどう飲むのがおすすめですか。
ジントニックか、無糖のソーダ割りがおすすめです。特にソーダ割りは余計な味が乗らないので、ジン本来の香りを一番素直に感じられます。氷、冷えたジン、冷えた炭酸の順に注ぎ、混ぜすぎないのがコツです。
ロンドンドライジンはロンドン産という意味ですか。
いいえ、産地ではなく製法・スタイルの呼称です。蒸溜の工程だけで香味を付け、蒸溜後に香料や着色を加えない、といった厳しい基準を満たしたジンを指します。ロンドン以外で造られても、この基準を満たせばロンドンドライを名乗れます。
ジンの度数は高いですが、どのくらいで飲めばよいですか。
ここで紹介した銘柄はいずれも40パーセント以上と高めなので、必ずトニックやソーダで割って、適量を守って楽しんでください。ジントニックならジン1に対してトニック2から3が基本です。お酒は20歳になってから、無理のない範囲でどうぞ。

主な参考・出典

  • EU Regulation (EU) 2019/787(ジンの定義・37.5パーセント以上・ジュニパー主体)/ diffordsguide.com「Legal definitions of gin」
  • theginisin.com「What is London Dry Gin?」「United States definition of gin」/ Decanter「What is London Dry gin?」
  • 国税庁 酒税法におけるスピリッツの分類/ ja.wikipedia.org「ジン (蒸留酒)」/ craftgin.jp「ジンの定義とは?」
  • Wikipedia「Juniper berry」/ The Gin Guild「Ginopedia: Juniper」「What is Gin?」「Ginopedia: Orris」「Ginopedia: Roku Gin」「Ginopedia: Hendrick's」
  • Diffords Guide「Gin botanicals」/ European Bartender School「Gin Botanicals Guide」/ Beefeater Gin「What are the Botanicals in Gin?」
  • SevenFifty Daily「The Science of Botanical Extraction in Gin Distillation」/ MasterClass「How Gin Is Made」
  • Wikipedia「Sipsmith」/ Forbes(2017, Katie Bell)/ sipsmith.com「Our Story」「How To Make The Perfect Gin and Tonic」
  • 京都蒸溜所 公式(kyotodistillery.jp)/ nippon.com / サントリー公式 ROKU・SUI(suntory.co.jp/wnb/)
  • SAKURAO DISTILLERY 公式(sakuraodistillery.com)/ ニッカ公式(nikka.com)/ LiquorPage「ニッカ カフェジンを徹底解説」
  • monkey47.com(公式)/ hendricksgin.jp・global.hendricksgin.com(公式)/ thebotanist.com / ginmare.com
  • ペルノ・リカール・ジャパン お知らせ(MONKEY 47 販売開始)/ 価格.com(タンカレー・翠・季の美 各商品ページ)
  • Forbes「Understanding Gin: London Dry, Old Tom and Other Styles」「Gin and Tonic Pairings」/ thekitchn.com「Classic Martini Recipe」「Negroni Recipe」/ diffordsguide.com「The Martini」
  • Discover Japan「クラフトジンとは?」/ Club Oenologique「The bold botanicals elevating Japanese gin」/ byfood.com「A Beginner's Guide to Japanese Gin」/ cookbiz総研

本記事の価格・入手性・度数などの情報は執筆時点のものです。銘柄の仕様や限定版により内容が異なる場合があります。お酒は20歳になってから、適量を楽しみましょう。

紹介したお酒を、自分の図鑑に記録しませんか。

酒記をはじめる(無料)